眠っているのか分からない

カエルの脳波も測定したらしいが、もともとカエルは物事を考えるタチではないらしく、おとなしくしてても、動いているときでも、たいして変わりないという。

これでは断眠の実験も難しいわけだ。

しかし、学者のなかには、両棲類も眠るし、それより下等なゴキブリなど無脊椎動物も眠る、と主張する人もいる。

こうした主張が出てくるのは、下等動物になるほど脳波の測定が難しいので、結局、観察の結果が根拠になるからである。

ゴキブリが寝ているのか、休息しているのか、これを観察から判断しようとしたら、非常に難しい。

かくして、羽毛 布団で眠る、眠らないという人間側の議論は白熱するというわけである。

だが、生物全般を見渡すと、これだけはいえるようだ。

すなわち高等動物ほど、はっきり眠ると。

眠りの正体とは?

メディス博士の説に沿って、さらに眠りの正体を考えてみよう。

かなり昔から、高級 羽毛 布団での眠りは疲労回復のためにどうしても必要なものと思われてきた。

俗説だけれど、その証拠に犬が眠ろうとするとき、棒で叩いて眠りを邪魔し続けると、犬は死んでしまうなんてこともよくいわれた。

ところが、これでは犬は眠れなくて死んだのか、棒で叩かれ過ぎて死んだのか、よくわからないのである。

人体実験をやるといろいろ問題になるが、動物を使った断眠の実験はずいぶんと行われてきた。

犬を棒で叩くなどという原始的な方法ではなく、もっと科学的に。

しかし、動物といっても、何でも実験の対象になるわけではない。

人間を代表とする哺乳類とか、鳥類とかは脳波の測定によって眠ることが確認されているが、カエルとかイモリなどの両棲類あたりになると、眠っているのか、起きておとなしくしているだけなのか、よくわからないのである。

睡眠物質はどれだ!?

すなわち、その動物は本当に眠ったのか、あるいは薬物の投与のショックで気を失っただけではないか、という疑問である。

これは布団 羽毛で眠る人間で試すわけにいかないので疑問のままなのだ。

しかし、さまざまな試行錯誤から、現在は睡眠物質ではないかと思える物質も見つかっている。

それも、ひとつだけではなく、かなりの数である。

プロスタグランジン、ペプチドホルモン、ヌクレオシド、……"眠りのジュース"とも呼ばれる、これらの物質が実用化され、睡眠を自在にコントロールできる日は遠くないかもしれない。

そうすれば副作用のある睡眠薬から開放されるし、海外での時差ぼけで眠れないなんてこともなくなる。

睡眠物質の見つけ方

睡眠物質を見つけ出そうとする研究は、羽毛 布団 通販がされるかなり前から続けられてきた。

発見法はそう複雑ではない。

疲れたネズミとか、眠っているウサギとか、元気のないウシなどから、さまざまな物質を取り出し、再度、与えてやると眠りにつくかどうかを確かめる。

もし、すぐに眠ってしまうような物質が見つかれば、それこそ睡眠物質といえることになる。

ときおり、これはと思うような物質も発見された。

取り出した物質を再度、その動物に与えると、すぐに寝入ってしまう。

これぞ睡眠物質と、学者は狂喜しただろうが、重大な疑問が残されていた。

睡眠物質を探せ

睡眠物質については、最近かなりのところまで研究が進んでいて、その正体が確認されつつある。

「そういえば、一般に売られている睡眠薬。あれは睡眠物質じゃないのか?睡眠物質でないのなら、どうして眠くなるんだ?」

こんな疑問もわいてくるに違いない。

いかにも、睡眠薬は厳密にいうと睡眠物質ではないのだ。

睡眠物質とは動物や人間の体内でつくられる、眠りそのものを引き起こす物質をいうが、睡眠薬は脳のなかの中枢神経に働らいて、緊張や不安をしずめ、眠りに入りやすくしてくれる化学物質なのだ。

つまり、睡眠薬は眠りそのものをもたらすのではなく、羽毛 布団 販売で眠りに入りやすくするだけなのである。

疲れなくても眠いんだ

疲れたから眠くなるのではない。

これは、われわれも経験しているはずだ。

別に、身体も心も疲れているとは思えないのに、なぜか羽毛 フトンで眠くなったりする。

それもそのはずで、眠気は疲労の結果生まれるものではなく、単に動かずにいる状態に入るための準備だからである…というのがメディス博士の説なのだ。

つまり、人間に眠りをもたらす睡眠物質は進化の過程で生まれたものであり、睡眠そのものにも動かずにいるという以外、たいして意味はないというのだ。

従って、食べ物を得るのにさほど苦労はいらず、危機も少ない現代入にとっては、睡眠を必要とする度合いもグンと少なくなる。

睡眠物質さえ出なければ、現代人はたいして眠らなくていいということにもなってくるのである。

眠気は準備期間?

ところが、ここに大変な問題がある。

いくら、意識を失っていればいいといっても、やたらに意識を失ってはとんでもない災害に出くわす怖れがある。

自分より強い動物に襲われることもあれば、自然災害に気がつかず、逃げ遅れたりもする。

では、どうしたら安全に意識を失うことができるのだろう……。

ここで、動物はひとつの進化を遂げる。

すなわち、安全に意識を失うためには、意識を失うまでに準備期間があればいい。

そうすれば、意識を失っても大丈夫な場所にたどりついてから、心ゆくまで意識を失うことができるのだ。

それが草の寝床だったり、土の中のあなぐらだったり、ふかふかの羽毛 ふとんだったりするのだ。

そして、その準備期間をもたらすものが眠気だというのである。

体内時計機構とは?

羽毛 ふとんのなかで十分に睡眠をとった翌日も、夜のある時刻になると眠くなってきます。


・・・これは、睡眠が起こるタイミングが体内時計の制御を受けているからです。


恒常性維持機構の調節が、時刻と関係なく覚醒していた時間の長さ・・・


つまり睡眠不足の度合いによって規定されているのに対して、体内時計機構は、時刻依存性の調節です。


時刻の手がかりのまったくない隔離環境で生活しても、およそ24時間の規則正しい睡眠と覚醒のリズムが認められることから、睡眠覚醒リズムは外界の環境変化によってではなく、体内時計によって制御を受けていることがわかります。


睡眠と覚醒だけでなく、体温・血圧・脈拍などの自律神経系、内分泌ホルモン系、免疫・代謝系などが、体内時計によって約1日のリズムを刻み、昼夜や季節の変化に効率的に適応するように調節されています。


体温リズムは、午後に最高値を示し、明け方に最低値を示します。


また、松果体から分泌されるメラトニンというホルモンは、夕方から夜間にかけて産出され、深夜にもっとも高値を示し、朝になると産出されなくなります。


メラトニンは、脳の睡眠中枢に作用して睡眠を引き起こすのです。


そのため、メラトニンが分泌する時刻になると、眠気が強くなることが明らかにされています。

睡眠のメカニズム

誰でも徹夜の次の晩、布団 羽毛のなかで深く長く眠る経験をしています。


実験上も、起きている時間が長ければ長いほど、その後の睡眠には深いノンレム睡眠の量が多いことが確かめられています。


極端に長く起きていなくても、通常眠り初めには深いノンレム睡眠が認められます。


・・・これは、深いノンレム睡眠が睡眠の中でも優先的に配置されており、生体にとって必須であることを示しています。


深いノンレム睡眠の間にさまざまなホルモンが分泌され、身体の疲労回復と修復機能に大きな役割を演じています。


目覚めていると体内に睡眠物質(睡眠促進物質)がたまり、睡眠物質が多くなると睡眠が誘発されるように恒常性維持機構が働くと考えられています。


そして、睡眠不足になった場合に、恒常性維持機構が深いノンレム睡眠を取り戻すように、睡眠の質や量を調節しています。


不眠症を治すには

不眠が改善していないのに自己判断で急に服薬を中断すると、かえって不眠が悪化します。


睡眠薬の減量は、睡眠薬で良好な睡眠を得られるようになり、患者が羽毛 布団での睡眠に対する自信をつけてから徐々に行うのです。


睡眠薬離脱法には、漸減法と隔日投与法があります。


超短・短時間作用型の睡眠薬の場合、漸減法を用います。


中・長時間作用型の場合は隔日投与法を用います。


超短時間作用型の睡眠薬を急に離脱した際にかえって不眠が強まるのです。


・・・こうした際は、より作用時間の長い睡眠薬に変更してから減量します。


地球上のすべてのほ乳類が、生命を維持していくために睡眠をとります。


睡眠をとらないでいると、生命の維持に危機的状況をもたらすことが動物実験で確かめられています。


しかし、睡眠がどのように制御されているかがわかってきたのは、意外にもごく最近のことです。


当初、「睡眠は疲労により覚醒レベルを維持できなくなるために起こる」という、睡眠を受動的にとらえる考え方がなされていました。


しかし、睡眠研究の発展により、脳の中に「睡眠を起こすための脳」があり、生体維持のために'能動的に睡眠を起こしていることがわかってきました。


さらに、睡眠を引き起こすために、2つのメカニズムが働いていることが明らかにされました。


第1は恒常性維持機構、第2は体内時計機構です。